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本学学生が第28回国際法模擬裁判大会ジャパンカップで特別賞を受賞

公開日:2017年8月2日

写真上:八木芳紘さん(左)、鳴島歳紀さん

写真上:八木芳紘さん(左)、鳴島歳紀さん

7月8日(土)、9日(日)、第28回国際法模擬裁判ジャパンカップ2017(主催:国際法学生交流会議、顧問:筒井若水東京大学名誉教授、顧問特別補佐:阿部克則学習院大学教授)が東京都渋谷区の国立青少年オリンピックセンターにて開催され、本学の鳴島歳紀さん(教養学部3年)と八木芳紘さん(教養学部3年)の2人が、特別賞の「参加校紹介文賞」を受賞しました。

今年の国際法模擬裁判ジャパンカップでは、16の大学生チームが国際海洋法に関する国家間紛争事案について法的議論を競い合いました。

鳴島さんの感想:

私は、3月に開催された宇宙法模擬裁判大会日本大会にも参加したのですが、宇宙法と国際海洋法の最大の違いは条約数で、例えば宇宙条約は17条しかないのに対して海洋法は300条以上存在します。そのためどの条約のどの条文が論点になるかを絞るのが非常に大変でした。また、自分たちの主張の法的な妥当性や国際法一般について皆の微妙に違った考えを合わせて書面にするのがとても大変でした。しかし一方で、海洋法という国際法の基本と今まさに共謀罪で話題の国際組織犯罪防止条約、さらには昨日大きな進歩があった人道に対する罪等国際法の最先端の知識がついたので本当にやってよかったと思います。今後は英語の大会に出たいと思います。

八木さんの感想:

国際法に関する知識を深めるために大会に参加しました。大会への準備として、数々の文献や判例を参照し、他の参加者と議論を重ねました。大会では、裁判官の方から様々な質問をいただき、返答に窮する場面も多かったですが、いかにしてそれに応答していくかということが、難しくもあり楽しくもありました。また、他校の弁論を聞いて『なるほどそういう論じ方もあるのか』と改めて考えさせられ、非常に勉強になりました。本大会への参加を通して得られた法的知識やリサーチの仕方などを、今後の大学での勉強に活かしていきたいと思います。

模擬裁判の授業を担当している本学松田浩道助教(メジャー:法学)のコメント:

今年のジャパンカップ(国際法模擬裁判大会全日本大会)は,参加校も16に増加して非常にハイレベルな大会となりました。法学部ゼミや学内サークルの形をとり,10 - 30名体制で準備をしてきた強豪の伝統校が多いなか,ICUは2名だけでよく健闘し,裁判官役の大学教授・外交官・国際弁護士ら専門家からも非常に高い評価をいただきました。裁判官から繰り出される厳しい質問に対してその場でしっかりと考えて柔軟に対応しようとした点に,ICUのクリティカル・シンキングの強みが現れていました。表彰式では「参加校紹介文賞」という特別賞を受賞し,抜群のユーモアによってICUの良さをアピールすることもできました。

模擬裁判活動は徹底したアクティブラーニングに基づく教育手法であり,世界中で大きな注目を集めています。授業では法的議論の組み立て方,学術文献の調べ方,国際法の基礎を集中的に学んだ後,国際社会で現実に生じうる難しい問題に対し,学生の力だけで膨大な文献調査を踏まえた法的文書作成に取り組みます。ICUチームは,7月後半にはジュネーブの国連本部にて開催されるネルソンマンデラ国際人権法模擬裁判大会にアジア代表として出場するほか,秋学期の大学院科目「法と平和」を用いて12月の国際人道法模擬裁判大会への出場を目指しています。模擬裁判活動で身につけた「自ら学び続ける力」を生かし,ICU生が国際紛争の平和的解決に大きく貢献することを心より期待しています。

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